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2021.02.19

新築マンション購入の初期費用とは?内訳を解説します

新築マンションを購入する場合、「初期費用」としてさまざまな項目の費用が発生します。
「よくわからないし、いくらくらい用意すればいいの?」
と疑問をお持ちの方のために、今回は各費用の内容について説明したいと思います。

新築マンション購入に必要な初期費用とは?

まず押さえておきたいのは初期費用の金額ですが、新築マンション購入の場合、「購入価格の3~5%」だといわれています。
内訳は、住宅ローンや登記関連、各種税金関連の費用となっています。
以下、簡単にまとめてみたので、参考にしてみてください。

初期費用の内訳まとめ(一例)

〇住宅ローン関連

【住宅ローン事務手数料】
住宅ローンを契約するときに、各金融機関に支払う手数料を指します。
相場は、30,000円~50,000円(税抜)です。

【保証料】
住宅ローンでは、やむを得ない理由で契約者がローン返済ができなくなった場合、残りのローンは保証会社に返済してもらうこととなります。
ここでいう保証料とは、保証会社との「契約費用」です。相場は全体の借入額の約0.2%とされています。

【契約印紙代】
印紙代は、税金の一種です。
住宅ローンを組むための契約書には、「印紙」を貼らなければなりません。
この印紙を貼ることが、税金を納めた証明になります。
借り入れ額に合わせて印紙の額も比例し、たとえば1,000万~5,000万円のローンの場合、2万円の印紙代が必要です。

〇登記関連

【登録免許料】
住宅を購入する際、所有権を示す「登記」が必要ですが、登録免許料はこの手続きのために納める税金のことです。

【司法書士報酬】
基本的に、マンション購入における登記関係の専門的な手続きは、司法書士に依頼して進めていきます。
この報酬は必ず支払うもので、一般的に5~6万円が相場だといわれています。

〇税金関連

【固定資産税】
不動産を所有している人であれば、必ず納めなければならない税金の一種です。
固定資産税の額は、不動産の価値を評価する額(固定資産評価額)をもとに、『固定資産評価額(課税標準額)×税率(標準税率:1.4%)』で算出されます。(注)税率は地域によって異なります。

【不動産取得税】
不動産を取得した際に払う税金です。
不動産取得税は「地方税」なので、不動産(物件)がある各都道府県に納めます。
また、一定の条件を満たす不動産であれば、軽減措置によりゼロになるケースもあります。

〇その他

物件によっては、修繕維持積立基金、管理費の一部を購入時に支払う場合もあります。
将来的な建物の修繕・管理などに使用するお金です。
マンションの管理会社によって支払い額が異なるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。