新築マンションには、モデルルームやパンフレットなどの資料が多数用意されています。
しかし、中古マンションの場合はそれらがない場合がほとんど。
現地に足を運んで実際の様子を見る「内見(内覧)」が必須です。
というわけで、今回は「中古マンションを購入する前の内見」をテーマにお届けします。
内見のときに役に立つチェックポイントをまとめてみたので、ぜひ確認してみてください。
室内のチェックポイント
○日当たり・風通し
部屋にどのくらい日が入るのか、近隣の建物に日光が遮らえていないかなどをチェックしましょう。
日当たりが悪く、換気が悪い設計の場合、カビが発生する原因にもなります。洗面台下の収納部分などもしっかり確認しましょう。
そのほか、特殊ガラスを使用したり気密性の高い設計にしたりすることで、夏場・冬場でも過ごしやすいことを売りにしている物件があります。
内見する日が冬場・夏場の場合は、実際の体感気温も確認しておきましょう。
○遮音性の確認
住戸内の遮音対策について確認してみましょう。
床への衝撃音を軽減するために、遮音フローリングが敷かれているかチェックが必要です。
また、外の音がどのくらい聞こえるかも確認が必要です。
駅が近い場合は、遮音サッシが採用されているか、また実際に電車が通過したときの音がどのくらい聞こえるか確認しておくことをおすすめします。
○設備の確認
部屋の中の設備を確認しましょう。
見た目の確認も大切ですが、ガスや給湯器などの機能を確認することも重要です。
・浴室の追い焚き機能
・浴室乾燥機
などは特に注意したいところ。
これらは築年数だけで判断できることではないので、しっかり内見の際に確認しておきましょう。
室外・周辺のチェックポイント
内見は、マンションの部屋の中だけではなく「外」を見ることも大切です。
特に以下のポイントに注意してみることをおすすめします。
○エントランスやエレベーターなどの共有部分
・しっかり清掃が行き届いているか
・ゴミ置き場はマナーが守られているか
・住人が私物を放置していることがないか
以上のような点を確認しましょう。
○住人の印象
駐車場に止まっている車やバイクなどで、住民の層や質がわかるといっても過言ではありません。
また、掲示板も要チェックです。騒音やマナーに関する注意警告が多い場合、住民同士のトラブルが発生した可能性があります。
○周辺の利便性
「駅から徒歩5分」
「近くには大型スーパーあり」
などの宣伝文句が実際に正しいものなのか、その目と足で確認してみましょう。駅やスーパーのほか、郵便局や銀行なども確認するのがおすすめです。
いかがでしょうか。
以上のように、内見でチェックすべきポイントはさまざまです。
理想の住まいを見つけるために、ぜひ参考にしてみてください!