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シアーズブログ

2023.02.22

マンション購入で押さえておきたい「繰り上げ返済」のポイント

今回のテーマは、住宅ローンの「繰り上げ返済」です。
マンションを購入する際、多くの方が住宅ローンを利用すると思います。
30~40年ほどの期間に渡って毎月の返済を行っていくことになるわけですが、ローン返済の負担を軽減できるのが繰り上げ返済という方法です。
そんな繰り上げ返済には、「返済額軽減タイプ」「返済期間短縮タイプ」という2タイプがあります。
それぞれどのようなものなのか解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

そもそも繰り上げ返済とは?

そもそも繰り上げ返済とは、月々のローン返済とは別に、まとまった額のお金を支払うというものです。
住宅ローンを組んだ場合には毎月、少なくない額のお金を支払うことになるわけですが、1回でまとまった額のお金を支払うことで、いわば返済の前倒しをすることができます。
具体的には、住宅ローンは「元金+利息」を返済していくことになりますが、繰り上げ返済で支払うお金は元金返済に充てられることになります。
元金が減るため、元金をもとに算出される利息も自動的に減ることになり、負担が軽減されるのです。

繰り上げ返済のタイプとは?

住宅ローンの繰り上げ返済は、「返済額軽減タイプ」「返済期間短縮タイプ」という2タイプに分かれます。
ここでは、それぞれの簡単な内容とメリットについてまとめてみました。

○返済額軽減タイプ

読んで字のごとく、月々の返済額を減らすことができるというものです。
この場合、元金から繰り上げ返済で支払ったお金を引き、残った元金の金額をもとにあらためて利息の算出が行われ、当初よりも月々の返済額が安くなります。
月々の生活費やお子さんの教育費などに余裕が出るという点が、メリットとして挙げられます。

○返済期間短縮タイプ

こちらは、ローン返済を少しでも早く終わらせたい場合に便利なタイプです。
月々の返済額は繰り上げ返済をする前と変わりませんが、まとまった額のお金を一気に支払うことで返済期間を短くすることができます。

繰り上げ返済はしないほうが良いこともある?

月々のローン返済額が減る「返済額軽減タイプ」にしろ、返済を当初の計画よりも早く終わらせることができる「返済期間短縮タイプ」にしろ、繰り上げ返済は一見すると便利なシステムです。
住宅ローンとはいわば銀行から借金をすることであるため、「少しでも月々の負担を減らす」「少しでも早く返す」というのは良いことであると思われがちです。

しかし場合によっては、繰り上げ返済を行うことがベストな選択とはいえないこともあります。
たとえば、まとまったお金を用立てるために貯金が底をついてしまうというのは健全な状態とはいえません。
お子さんがいる場合、進学にかかるお金を用立てるために学資ローンを組んだりすることがあるかもしれませんし、思わぬ事故で自家用車を買い替えなければならなくなって自動車ローンを組んだり、思わぬケガや病気で医療ローンを組まなければならなくなったりすることがあるかもしれません。

そもそも住宅ローンは、さまざまなローンがある中で最も金利が低い融資のひとつです。
何かあったときに役立つお金を回してまで繰り上げ返済を行うよりは、ある程度のお金を手もとにしっかり残しておき、地道に住宅ローンを返済したほうが良いともいえるのです。

まとめ

今回は、住宅ローンの繰り上げ返済についてまとめました。
繰り上げ返済には「返済額軽減タイプ」「返済期間短縮タイプ」という2タイプがあり、
・月々の負担額を減らせる
・ローン返済期間を短縮できる
というメリットがありますが、繰り上げ返済のために無理をしてお金を作ると、金銭的な余裕がなくなって何かあったとき苦労する可能性があります。
繰り上げ返済を検討する際は、ローンを組む銀行の窓口やファイナンシャルプランナーに相談し、これからの生活についてシミュレーションしつつ考えることが大事といえるでしょう。