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シアーズブログ

2020.01.23

マンション購入の際は要チェック!住宅ローンの審査基準について

マンションを購入するには多額の費用が必要であり、全額をまとめて現金で支払うのは至難の業です。
そのため、ほとんどの方が住宅ローンを利用するのではないかと思います。
しかし、住宅ローンを利用するためには「審査」をクリアしなければいけません。
今回は、そんな住宅ローン審査の基準や落ちる理由などについてまとめてみました。

「事前審査」と「本審査」

住宅ローン審査には、「事前審査」と「本審査」の2種類があります。

○事前審査

事前審査とは、住宅ローンを提供する金融機関の支店によって行われる審査をいいます。
マンションの売買契約を結んだものの、「(経済的に)住宅ローンを返済することができません」と言われてしまっては、金融機関や不動産会社に大きな負担がかかってしまいます。
そのような事態を招かないために事前審査を行い、返済能力の有無を確認するのです。
その際の基準や確認する点は以下の通り。

  1. ①年齢:借入時、20歳以上70歳未満であること
  2. ②返済能力:現在の収入、資産状況に鑑みて、ローンを返済できる見込みがあるのか
  3. ③信用力:金融機関から融資を受けられる状態なのか(信用情報に傷がないか)
  4. ④返済プラン:金融機関や信用保証会社が設定したペースで毎月返済できるのか


このような基準をクリアし、無事に事前審査を通過した場合に、初めて本審査に進むことができます。

○本審査

本審査では、事前審査以上に細かい審査が行われます。
こちらは金融機関の本部および信用保証会社が行いますが、機関によって細かい基準は異なります。
一般には、

  1. ①借入金の上限:各機関が設けた借入上限額内におさまっているか
  2. ②借入期間:各機関が設けた期間内に返済できる目処があるか
  3. ③信用力:過去に各種の支払いを延滞、または滞納していないか
  4. ④健康状態:現在過去の病歴など(団信※に加入できるか)

などをチェックされるケースが多いようです。

(※)団体信用生命保険
住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合、保険金により残りの住宅ローンが弁済される保障制度。

住宅ローン審査に落ちる理由

住宅ローン審査に落ちる要因として、主に以下のようなパターンが考えられます。

  1. ①事前審査で自己申告した内容と、本審査の調査によって明らかになった内容に明確な違いがある
  2. ②信用情報に傷がついている
  3. ③返済負担率(年収に対する借入額の割合)が上限を超えている
  4. ④団体信用生命保険に加入できない状態である

ただし、これはあくまでも一例であり、細かい審査基準は各金融機関、信用保証会社によって異なります。
仮に審査に落ちてしまったとしても、他の金融機関に申し込むことで通るケースも少なくありません。

とはいえ、何かしらの不備、問題が発覚したせいで審査に落ちてしまったことは明らかです。
「借入額を減らす」「信用情報がリセットされてから申し込む」といったように、考えられる問題点を改善したうえで再度申し込みましょう。