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シアーズブログ

2024.03.25

マンションの「給水設備」とは?設備の種類やメリット・デメリットを解説!

今回のテーマは「マンションの給水設備」です。
マンションで使われる水は、道路の下に埋め込まれている排水管(水道本管)からくみ上げて各戸に届けられますが、水をくみ上げて各戸に届ける給水設備の種類はさまざまです。
ここでは、給水設備の4つの種類についてメリット・デメリットを中心にまとめてみました。
マンション選びの際、ぜひ参考にしてみてください。

受水槽

給水設備とは?

マンション各戸の洗面、キッチン、浴室といった「水回り」に水を送り届ける配管設備のことで、
・直圧直結給水方式
・増圧直結給水方式
・高置水槽方式
・圧力タンク方式&タンクなしポンプ直送方式
これら4つのいずれかが採用されています。
次から、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

給水設備の種類とそれぞれのメリット・デメリット

マンションの給水方式は大きく分けると「水道直結方式」「受水槽方式」の2種類です。
さらに、それぞれが細かく2種類ずつに分かれています。

【水道直結方式】
排水管から引き込んだ水を直接マンション各戸へ届ける
・直圧直結給水方式
・増圧直結給水方式

【受水槽方式】
排水管から引き込んだ水をいったん受水槽にためてから各戸へ届ける
・高置水槽方式
・圧力タンク方式&タンクなしポンプ直送方式

というわけで、マンションの給水設備は全部で4種類であるといえます。
以下、それぞれについて詳しくまとめてみました。

直圧直結給水方式

排水管から直接引き込む「水道直結方式」の一種で、ポンプを使用せず、排水管の水圧で各戸に給水する方法です。

直圧直結給水方式

・メリット
シンプルな構造であるため、メンテナンス費用がかからない
・デメリット
水の貯留ができないため、断水時は水の供給が止まる

増圧直結給水方式

排水管から引きこんだ水を、「増圧ポンプ」を介して各戸に給水する方法です。

増圧直結給水方式

・メリット
大規模マンション、高層マンションに対応している
・デメリット
ポンプの維持費がかかる

高置水槽方式

排水管から受水槽に貯水し、さらに揚水ポンプで屋上の高置水槽に汲み上げ、重力を使って各戸に給水する方式です。

高置水槽方式

・メリット
水圧が一定である。
・デメリット
貯水槽と高架水槽に水をためる仕組みであるため、水質汚染のリスクがある。

圧力タンク方式&タンクなしポンプ直送方式

いずれも受水槽にいったん水をためる方式ですが、以下のような違いがあります。

【圧力タンク方式】
受水槽から給水ポンプで圧力タンクに水を送り込み、圧力タンクを使用して各戸に水を届ける
【タンクなしポンプ直送方式】
受水槽から給水ポンプで直接各戸に水を届ける

圧力タンク方式

・メリット
高置水槽が不要。断水時は受水槽内に残っている水を利用できる。
・デメリット
受水槽のメンテナンス、維持などにコストがかかる。

■まとめ

今回は「マンションの給水設備」をテーマに、特徴やメリット・デメリットについてご紹介しました。
ポイントは「受水槽の有無」です。
かつては「受水槽があったほうが災害時に安心」とされていましたが、現在は水質汚染のリスクが懸念されていることもあり、「水道直結方式」の2種類が推奨されています。
マンション選びの際は、ここで紹介した給水設備についても着目し、判断材料のひとつにしてみてはいかがでしょうか。