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シアーズブログ

2024.03.18

マンションのキッチンワークトップを徹底解説!素材別の特徴・メリットまとめ

今回のテーマは、マンションの「キッチンワークトップ」です。
ワークトップはキッチンの“顔”というべき部分であり、どんな素材を選ぶかによってキッチンの印象が大きく変わります。
では、具体的にはどんな素材があるのでしょうか?
代表的な種類を紹介し、それぞれの特徴やメリットなどをまとめてみました。

キッチンワークトップ

キッチンワークトップ(天板)とは?

キッチンワークトップとは、キッチンのシンクやコンロ以外の部分で、いわゆる“作業板”のことです。
まな板を置いて食材を切ったり、調味料などを並べて置いたりするスペースです。
キッチンでいちばん広い面積を持ち、目立つ部分であるということもあり、機能性だけでなくインテリア性も重視されています。

使いやすい高さとは?

キッチンワークトップには、「使いやすい高さ」があります。
その高さは、「身長(cm)÷2+5cm」が理想です。
たとえば、
・身長150cmの方なら80cm
・身長170cmの方なら90cm
というのが「使いやすい高さ」となります。
ちなみに、日本では80~95cmが規格として定められています。

キッチンワークトップ

ワークトップの素材

ここでは主に使われている素材と、その特徴についてまとめてみました。

天然石

御影石や大理石などの天然石には、
・高級感がある
・耐水性や耐熱性、強度に優れている
というメリットがあります。
しかし、天然石という特質上、「気孔」と呼ばれる微細な穴に汚れが入るとシミになりやすいこと、「費用や施工費が高い」というデメリットがあります。

人工(人造)大理石

キッチンワークトップに用いられる素材の中で、最も人気が高いのが人工(人造)大理石です。
人工大理石:樹脂(アクリル、ポリエステル等)を原料に大理石を再現したもの
人造大理石:天然の大理石を砕いてセメントなどであらためて固めたもの
であり、見た目の良さがメリットとして挙げられます。
また、人工大理石はコスパに優れているというメリットもあります。

人工水晶石

天然の水晶をメインに、樹脂などを混ぜ込んで仕上げた素材です。
・人造大理石よりも天然素材に近い
・色や柄のバリエーションが豊富
・防汚性が高い
という点はメリットであるものの、「人工大理石よりも費用は高い」という点がデメリットになります。

タイル

耐熱性に優れているタイルは、インテリア性も高いのがポイントです。
「好みの配色、デザインを楽しめる」というメリットがあります。
しかし、硬いものに弱いという性質上、「割れることがある」という点がデメリットとなります。

ウッド(木)

ナチュラルな印象を与えてくれるウッドは、「費用を抑えることができる」というメリットがあります。
しかし、
・耐熱性、耐久性、耐衝撃性は他の素材に劣る
・定期的なメンテナンスが必要
というデメリットがあるため、機能性重視の方は要注意です。

メラミン

合板にメラミン化粧板を貼り付けて作られるメラミンは、
・比較的安価である
・デザインが豊富
・耐水性に優れている
というメリットがあります。
しかし、耐熱性、耐久性といった点は他の素材に比べて弱く、「経年劣化が起こる」という点がデメリットになります。

ステンレス

耐熱性、耐水性、耐久性といったキッチンに必要な条件をすべて満たしているステンレス。
掃除のしやすさや使い勝手も抜群ですが、「小さいキズが出てくる」「水垢が気になる」という点はデメリットになるといえるでしょう。

セラミック

焼き物特有の質感を楽しめるセラミックは耐熱性、耐久性に非常に強いというメリットがあります。
インテリア性も高く人気がありますが、「費用が高い」という点がデメリットになります。

高級なワークトップ

できる限り高級なキッチンワークトップを希望する方に、おすすめの素材を紹介します。

フィオレストーン

フィオレストーンは、天然水晶が主成分となる人造石です。
天然石のメリットであるずっしりとした高級感や耐熱性・耐久性の高さはそのままに、デメリットを限りなくそぎ落としているのが特徴です。
硬度がきわめて高く、耐久性の高さに優れているのが最大のポイント。
傷が付きにくく、いつまでもツヤツヤした質感を保ちます。

まとめ

今回はシステムキッチンのワークトップの素材について紹介しましたが、いかがでしょうか。
ワークトップの素材が変わると、キッチンの見た目はもちろん機能にも差が出ます。
マンション生活で良いキッチンを使っていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。