さまざまな理由でマンションの売却を考えているとき、特に気になるのは「いくらで売れる?」「どのくらいの価値がある?」ということでしょう。
そこで利用できるのが、AI(人工知能)を活用した「AI査定」です。
今回の記事では、AIがマンション査定を行う仕組みやメリット・デメリット、またどんな物件がAI査定に向いているのかまとめてみました。
マンションAI査定の仕組みとは?
マンションAI査定は、過去の売買取引や物件データなどを学習した人工知能を用いる査定です。
・所在地
・面積
・築年数
・居住状態
・構造
といった物件のデータをAIが分析し、査定価格を算出します。
マンションAI査定のメリット・デメリット
最新技術を駆使したマンションAI査定ですが、メリットがあればデメリットもあります。
マンションAI査定のメリット
・気軽に利用できる
・短時間で査定が可能
マンションAI査定は、不動産会社のホームページやアプリなどを使って利用できます。
営業担当者とのやり取りは不要であるため、「今は知るだけでいい」という場合にも便利です。
マンションAI査定のデメリット
・不動産会社によって精度にバラつきがある・人間が行う査定額と差が出る場合がある
AI査定には、全国の不動産情報(レインズ)や、AI査定サービスを提供している不動産会社の過去の実績データが使用されます。
過去の実績が少ない場合、実績が多い不動産会社に比べて精度が低くなる可能性があります。
マンションAI査定に向いている物件
ここでは、「マンションAI査定に向いている物件」について解説します。
築年数が10年を超えているマンション
築年数10年以上が経過しているマンションは、過去に多くの売買が行われたデータがあります。
その分だけAIに蓄積されるデータも多く、精度の高い査定が期待できます。
リフォームをしていないマンション
AI査定は、リフォームの有無について確認することはできません。
そのため、「リフォーム済み」という点を考慮するなら、人が直接行う「訪問査定」が適しています。
逆に、リフォームをしていない物件はこの点を考慮しなくて済むことから、AI査定に向いているといえます。
大規模マンション
大規模マンションも築年数10年以上のマンションと同様、過去の売買事例が多い傾向にあります。
ただし、築浅の場合は参考データが少ないため、実際の売却価格との乖離が生まれることがあります。
まとめ
短時間で、自宅に居ながら査定額をチェックできる「マンションAI査定」は、誰でも気軽に利用できることから注目されています。
AI査定の結果は「あくまで目安」となりますが、おおよその売却値を知りたいときには非常に便利です。ぜひ参考にしてみてください。