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シアーズブログ

2024.10.31

マンションのポーチとは?ポーチ付き物件のメリットや注意点について解説!

今回は、「マンションのポーチ」をテーマにお送りします。
ポーチといえば、「屋根付き玄関」といった意味で使われる用語であり、一戸建て住宅ではおなじみの設備ですが、実はマンションの住戸にも設置されていることがあります。
そんな「マンションのポーチ」には、どんなメリットがあるのでしょうか?また、ポーチ付き物件の注意点とは?
気になるポイントをまとめてみました。

マンションのポーチとは?

そもそも「ポーチ」とは何なのか、基本的なところから見てみましょう。
また、よく混同されやすい「アルコーブ」との違いについてもまとめてみました。

断熱壁

マンションのポーチ

ポーチとは、玄関前にある屋根・ひさしの下に広がるスペースのことです。
マンションの場合、共用部分である廊下に門扉を設置し、玄関から門扉までのスペースを「ポーチ」と呼んでおり、角部屋に設置されるのが一般的です。

マンションのアルコーブ

アルコーブ(Alcove)は、「くぼみ」を意味する英単語です。
マンションでは、共用部分の壁面をくり抜き、玄関を後退させるようにして作ったスペースのことを指します。
「玄関先の空間」という意味ではポーチと似ていますが、アルコーブには門扉がありません。

ポーチ部分は個人的に使える?

ポーチは、共用部分という扱いになります。
ただし、使用権限はポーチ付きの住戸に住む人に限定されているため、共用部分ではあるものの、「実質的には個人的に使える空間」といえます。

ちなみに、これはバルコニーも同じです。
バルコニーは共用部分とされていますが、緊急事態を除き、居住者以外が立ち入ったり使用したりすることはできません。

ポーチ付きのメリット

ここでは、ポーチのメリットについてまとめてみました。

プライバシーが守れる

玄関前から門扉までに空間があるため、居住者以外の人は近寄りづらく、プライバシーが守られやすいというメリットがあります。

特別感や高級感がある

角部屋など限られた住戸にしか設置されていないため、ほかの住戸にはない特別感・高級感といったものを感じることができます。

個性を出せる

ポーチには、規約の範囲内で植物やインテリア小物などを置くことができるため、自分の好きな空間を演出することができます。

ポーチ付きの注意点

ここではポーチを使用するうえでの注意点についてまとめてみました。

マンション毎で管理規約が違う

ポーチの使用ルールは、マンションによって異なります。
中には私物を置くことができないマンションもあるため、あらかじめ規約を確認する必要があります。

掃除が必要

ポーチは共用部分であるため、基本的に管理人などが掃除をすべきものです。
しかし、プライバシー保護の観点から「ポーチの掃除は居住者が行う」とするマンションも少なくありません。

ポーチ内の掃除

門扉の開閉が面倒

実際にポーチ付きのマンションに住むと、
「出入りする際の開け閉めが面倒」
「両手がふさがっているときは大変……」
と感じることもあるでしょう。

まとめ

マンションのポーチは「高級感がある」「プライバシーが守られる」などのメリットがあります。
私物に関する規約はマンションによって異なりますが、「避難に支障が出ない小物であれば、私物を置いてもOK」としているマンションが多いです。
こうしたルールの物件であれば、自分の好きな花を飾ったり、子どもが公園で使うおもちゃを置いたりするなど、ポーチを有効活用することができます。
マンション探しをする際は、「ポーチ付きのマンション」を検討してみてはいかがでしょうか。