マンションの各住戸には天井があるわけですが、天井には「直天井」「二重天井」という2種類があること、そして多くのマンションでは二重天井が採用されていることをご存じでしょうか?
「どんな違いがあるの?」
「二重天井ってどんなメリットがあるの?」
そんな疑問を持たれる方もいるでしょう……。
というわけで今回の記事では、直天井と二重天井の違いや、採用されることが多い二重天井ならではのメリット・デメリットを解説します。
直天井と二重天井の違いとは?
直天井
まずは、「直天井」「二重天井」の特徴について見てみましょう。
上階の床下に、じかに天井材を張りつけているタイプです。
天井裏に隙間がないため、
・埋め込み式の照明器具を取りつけることができない
・配管を通すためのダクトスペースを天井に設けると凹凸ができる
といった特徴があります。
二重天井
上階の床下から天井材を吊り下げることで、スペースを設けているタイプです。
できたスペースに配管を通したり、埋め込み式の照明器具を取りつけたりすることができます。
限られたダクトスペースに配管を収めなければならない直天井と違い、配管の移動が容易であるという点が大きな特徴として挙げられます。
二重天井のメリットとデメリット
現在、二重天井は多くのマンションで導入されていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
また逆に、どのようなデメリットが考えられるでしょうか。
二重天井のメリット
二重天井は、天井裏に通す配管の移動が比較的容易であるため、水回りの間取りを変えるような大掛かりなリフォームをしやすいというメリットがあります。
また、上階の床との間にスペースがあるため、上からの音や衝撃が届きにくいというのもポイントです。
かつては、「スペースがあると音が響きやすい=上階の音に悩まされやすい」ということもあったのですが、最近は防振ゴムなどを取り入れて遮音性を高めた二重天井となっているところがほとんどです。
二重天井のデメリット
防振ゴムなどを導入していない場合、音が響きやすいため、上階の音に悩まされる可能性があります。
そのため、二重天井のマンションを購入する場合は、遮音・防音の対策が取られているかどうか、事前に確認することが必要です。
また、直天井に比べるとコストがかかる点も、デメリットのひとつといえるでしょう。
高層階のマンションでは制限がある
大掛かりなリフォームをしやすいという特徴がある二重天井ですが、15階以上の高層階では取り入れられていないケースもあるため、注意する必要があります。
14階以下の住戸であれば、問題なく無制限で二重天井に仕上げることができますが、建築基準法により、15階以上は「制限付きで二重天井にできる」とされています。
そのため、高層階には二重天井を取り入れてない物件も見られるわけです。
まとめ
二重天井の最大の特徴は、「配管の移動が比較的容易である」という点です。
多くのマンションは二重天井で作られているため、トイレやキッチン、浴室などを移動させる大掛かりなリフォームがしやすいというメリットがあります。
しかし、二重天井にもデメリットはあります。
マンションを購入する場合は、現在の家族構成や、将来どのように利用していくかなど、よく考慮したうえで、どんな天井の物件を選ぶか考えていきましょう。
まずは、「直天井」「二重天井」の特徴について見てみましょう。
上階の床下に、じかに天井材を張りつけているタイプです。
天井裏に隙間がないため、
・埋め込み式の照明器具を取りつけることができない
・配管を通すためのダクトスペースを天井に設けると凹凸ができる
といった特徴があります。
二重天井
上階の床下から天井材を吊り下げることで、スペースを設けているタイプです。
できたスペースに配管を通したり、埋め込み式の照明器具を取りつけたりすることができます。
限られたダクトスペースに配管を収めなければならない直天井と違い、配管の移動が容易であるという点が大きな特徴として挙げられます。
二重天井のメリットとデメリット
現在、二重天井は多くのマンションで導入されていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
また逆に、どのようなデメリットが考えられるでしょうか。
二重天井のメリット
二重天井は、天井裏に通す配管の移動が比較的容易であるため、水回りの間取りを変えるような大掛かりなリフォームをしやすいというメリットがあります。
また、上階の床との間にスペースがあるため、上からの音や衝撃が届きにくいというのもポイントです。
かつては、「スペースがあると音が響きやすい=上階の音に悩まされやすい」ということもあったのですが、最近は防振ゴムなどを取り入れて遮音性を高めた二重天井となっているところがほとんどです。
二重天井のデメリット
防振ゴムなどを導入していない場合、音が響きやすいため、上階の音に悩まされる可能性があります。
そのため、二重天井のマンションを購入する場合は、遮音・防音の対策が取られているかどうか、事前に確認することが必要です。
また、直天井に比べるとコストがかかる点も、デメリットのひとつといえるでしょう。
高層階のマンションでは制限がある 大掛かりなリフォームをしやすいという特徴がある二重天井ですが、15階以上の高層階では取り入れられていないケースもあるため、注意する必要があります。
14階以下の住戸であれば、問題なく無制限で二重天井に仕上げることができますが、建築基準法により、15階以上は「制限付きで二重天井にできる」とされています。 そのため、高層階には二重天井を取り入れてない物件も見られるわけです。
まとめ
二重天井の最大の特徴は、「配管の移動が比較的容易である」という点です。
多くのマンションは二重天井で作られているため、トイレやキッチン、浴室などを移動させる大掛かりなリフォームがしやすいというメリットがあります。
しかし、二重天井にもデメリットはあります。
マンションを購入する場合は、現在の家族構成や、将来どのように利用していくかなど、よく考慮したうえで、どんな天井の物件を選ぶか考えていきましょう。