新居を購入するとき、私たちはさまざまな選択に迫られることになります。
中には、そもそも専門用語がよく分からなくて選択する以前に首をひねってしまうこともあるでしょう。
たとえば、
「一戸建てにするか、マンションにするか」
これは簡単です。
しかし、
「分譲住宅にするか、それとも……」
という選択を迫られたとき、「そもそも分譲住宅って何?」という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。
さて。
今回は、そんな知っているようでよく知らない人も多いであろう「分譲住宅」についてまとめてみました。
「分譲=分割譲渡」
分譲住宅の「分譲」とは、「分割譲渡」の略語です。
例えば、土地を分割して一戸ずつ販売する住宅のことを指します。
いちばん分かりやすいのは、いわゆる「建売一戸建て」の分譲住宅です。
広い土地に、同じデザインの家々が並んでいる住宅街をご覧になったことがある方は多いと思います。
ハウスメーカーが、広い土地を分割して複数の住宅を一気に建て、一戸ずつ「土地付きの一戸建て住宅」として販売しています。
「分譲マンション」も同じです。
1棟の建物が1部屋ずつ分割され、それぞれ独立した住宅として販売されています。
分譲住宅のメリット
○分譲一戸建て住宅のメリット
土地を購入して住まいを土台から建てていく「注文住宅」と異なり、分譲一戸建ての住宅は、すでに出来上がったところに入居するだけで済むのでスピーディです。
すみやかに新居で生活を始めたい方に、うってつけといえるでしょう。
また、分譲一戸建ての場合、ハウスメーカーが「モデルハウス」を建てて案内しているケースがほとんどです。
事前に見学に行くことで、しっかりとした暮らしのイメージをつかむことができます。
○分譲マンションのメリット
・賃貸マンションに比べて自由度が高いこと
・「暮らしに役立つ設備の充実」「強固なセキュリティ」など暮らしの利便性が高いこと
以上の2点が、分譲マンションのメリットといえます。
たとえば賃貸マンションの場合、部屋の間取りや設備を変えることは基本的にできません。
私たちは住まいをあくまでも借りるだけで、所有権を持つわけではないからです。
一方、分譲マンションは「持ち家」となるので、間取りや設備の変更をある程度自由に行うことができます。
たとえば、家族構成が変わったときに間取りを変更することも可能です。
また、多くの分譲マンションは「暮らしに役立つ設備の充実」「強固なセキュリティ」といった特徴を持っています。
たとえばセキュリティ面に関しては、エントランスがオートロックになっていたり、防犯カメラが設置されていたりといったことが挙げられます。
いかがでしょうか。
以上のように、分譲住宅にはさまざまなメリットがあります。
新居を購入する際のさまざまな「選択」に、役立てていただければと思います!