今回のテーマは「足音による騒音」です。
マンションの騒音問題と聞くと、「夜間の楽器演奏」「オーディオ機器のボリュームが大きい」などをイメージされる方が多いと思います。
しかし、「足音」も立派な騒音になり得ます。
ここでは足音トラブルの原因、そして対策などをお伝えします。
足音トラブルの原因&対策
足音による騒音トラブルといえば、「小さい子どもが走り回ることで起こる」と思っている方が多いと思います。
確かに、子どもも足音トラブルの原因になりますが、同時に大人も油断はできません。
ここでは、子どもと大人、それぞれによる足音トラブルの原因&対策をまとめてみたいと思います。
〇子どもの生活音
小さな子どもは、走り回ったりジャンプしたりして遊ぶのが大好きです。
「子どもは体重が軽いから、多少飛んだり跳ねたりしても大した音にはならない」
という方もいるかと思いますが、特にジャンプして床にドシンと足を打ちつける際には、体重の倍以上の衝撃が床に加わるといわれています。
高さや人数によっては、米俵を叩きつけるのと同じくらいの衝撃があるでしょう。
これを防ぐには、まずはしっかり注意するのがいちばん大事です。
また、おとなしく遊ぶよう注意したうえで、遮音性・クッション性の高い「衝撃吸収マット」や「吸音パネル」を使うことをおすすめします。
〇大人の生活音
「子どもはまわりが見えていないから仕方がない」と思うかもしれませんが、マンションの足音トラブルに関しては大人が原因になっているケースが少なくありません。
たとえば、普通に歩いているつもりでも「かかと歩き」をするクセがある人は要注意です。
かかと歩きとは、文字通り足を運ぶときにかかとから地面につける歩き方のことですが、この場合には床に強い衝撃が伝わり、階下に音が伝わることがあります。
気になる方は、
・スリッパをはく
・衝撃吸収マットを使う
・歩き方に気をつける
など、できる対策を考えてみましょう。
「足音トラブル」の相談先は?
騒音問題は、当事者たちで解決しようとすると大きなトラブルに発展する場合があります。
そのため、どうしてもひどい場合は管理人やマンションの管理会社に相談しましょう。
逆に、
「自分の家が騒音を出しているかもしれない」
「苦情をいわれたことがある」
という場合は、スリッパや衝撃吸収マットなどのアイテムをしっかり活用して対策しましょう。
また、そもそもマンションに住む前に「遮音性・防音性の高い物件」を選ぶのも有効です。
・「鉄筋コンクリート造」
・遮音フローリング仕様のマンション
・床スラブ厚の厚いマンション ※200ミリ以上が目安、厚くなれば厚くなるほど音が響きにくくなります。
などの、足音に悩まされる可能性が低い物件もありますので、マンション選びの1つのポイントとして
ぜひ参考にしてみてください!