今回は「オートロック付きマンション」をテーマにお送りします。
オートロックといえば、現在では新築マンションなら、設置されていることが多い設備です。
安心・安全な暮らしのために欠かせない設備ですが、実はさまざまな種類のものがあります。
また、便利なオートロックですが、生活するうえで注意すべき点もあります。
オートロックの種類
一口にオートロックといっても、そのタイプはさまざま。
特に代表的なのは、以下の4種類のオートロックです。
〇集合キータイプ
金属の鍵を差し込んで開錠する集合キータイプは、もっとも多く採用されているタイプです。
基本的には自宅のキーでエントランスドアも開錠できるようになっていますが、マンションによっては自宅のキーとエントランスドア専用のキーが別々になっている場合もあります。
〇カードキー・センサーキータイプ
ドアのセンサーにキーをかざすことで開けることができます。
「鍵を差し込んで回す」という動作が不要なので、両手に荷物を持っている場合でも楽に開錠することができるのがポイントです。
〇暗証番号タイプ
オートロックに指定された番号を押し、開錠するタイプを指します。
キーが不要な点は便利ですが、番号を忘れたり情報が漏れたりする可能性がある点は要注意です。
〇指紋認証タイプ
読んで字のごとく、指紋認証で開錠するタイプのオートロックです。
キーを持ち歩く必要がないのがポイントといえます。
4種類の中では最も便利なタイプといえますが、それほど普及していないのが現状です。
オートロックのメリット
〇不審者への不安を軽減する
オートロックが備えられているマンションでは、不審者の侵入を防ぐことができます。
基本的には住人以外の人がマンション内に入ることが難しいので、
「犯罪者が入り込んで来たらどうしよう？」
「ストーカーがドアの前まで来たらどうしよう？」
などの不安を軽減することができます。
〇しつこい営業や悪質な勧誘等をブロックできる
オートロックがあれば、営業や勧誘を目的としている人の侵入を、マンションの1階エントランスで防ぐことができます。
・玄関先まで来られることがないので、勧誘を断りやすい
・こちらの顔や生活状況(傘の数や子どものおもちゃがあるか等)を知られずに済む
というメリットがあります。
オートロックのデメリット
〇家賃や管理費が高い
オートロックを採用しているマンションは、家賃が高くなってしまいがちです。
また、メンテナンスや新しいオートロックに替える費用などで管理費が高くなる場合があります。
〇キーを忘れたら自室に入れない
オートロックマンションは、たとえ住人であってもキーがなければ突破することができません。
「鍵を持たずにゴミ出しに出かけてしまい、マンションに戻れなくなって困った」
という経験を持つ方も少なくないようです。
このように、便利なオートロックではありますが、注意すべき点もあります。
特に集合キーやカードキータイプの場合、「キーを忘れたら締め出されてしまう可能性がある」という点には注意する必要があるといえるでしょう。
玄関先にキーを置いておくなどして、忘れないように対策しておくことをおすすめします。
ぜひ参考にしてみてください！
