「老後の住まい」には、
・持ち家の戸建て住宅に住み続ける
・老人ホームに入る
などの選択肢がありますが、分譲マンションへの「住み替え」をするのも方法のひとつです。
「第二の人生を過ごせる場所が欲しい」
「高齢の親が安心して暮らせる家を探している」
そんな方のために、今回はシニアの方がマンションへの住み替えをする際のポイントをまとめてみました。
・分譲マンションを選ぶメリット
・分譲マンションの選び方
などをまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
マンションを選ぶメリット
一戸建てに住む場合と比べたマンションならではのメリットとは？
ここでは3点、まとめてみました。
○安全性が高い
現在、マンションのほとんどはオートロックを完備しています。
カメラモニター付きインターホンで来訪者の顔を確認することができ、鍵をこちらから解除しなければ来訪者はマンションに入ることができません。
不審者をしっかりガードし、安全な暮らしを守ってくれます。
○建物や庭の管理が不要
一戸建てに住んでいる場合、必要なのが家や庭の管理です。
劣化した場所を修理したり、そもそも劣化しないように定期的にメンテナンスをしたり……。
しかしマンションの場合、そのような管理は不要です。
管理会社がきちんと管理してくれるので、精神的・身体的な負担が軽減されます。
○資産価値が高い
一戸建てに比べ、マンションは資産価値が下がりにくい傾向があります。
というのも、すでに紹介したように建物のメンテナンスや修理などを管理会社が行っており、機能性が高い状態で維持されているからです。
ゆくゆくは高い価値を持つ資産として残すことができるほか、何かの事情でまとまった額のお金が必要になった場合も高い価格で売却することができます。
マンションの選び方
上記のようなさまざまなメリットがあるマンションですが、実際に選ぶ際にはどんな点に注意すべきなのでしょうか？ポイントを2点まとめてみました。
○物件の「立地」をチェック
マンションを見る際は、物件そのものだけでなく立地もチェックしましょう。
具体的には、
・買い物がしやすいか(近くにスーパーやコンビニなどがあるか)
・駅や病院、銀行などは通いやすい場所にあるか
・周辺の環境は良いか(騒音や治安など)
といった点にこだわって探すことが大切です。
上記のマンションの立地の条件は、シニアの方に限らずどんな世代の方にとってもあてはまる大事なポイントです。
しかし特にシニアの方の場合、スーパーやコンビニなどが遠くにあると、毎日の買い物が体力的に辛いものになる場合があります。
また病院へのアクセスが不便だと、万一の際にスムーズに診療を受けることが難しくなってしまいます。
というわけで、より立地にこだわったマンション選びが大事であるといえます。
○物件の「管理状況」をチェック
ゆくゆくは、住まいを価値のある資産として次の世代に残したいと考えているシニアの方は多いと思います。
そこで重要なのは、資産価値が高く、下がりにくいマンションを選ぶこと。
上記のように「立地」に注意するのにもそのような意味がありますが(立地の良いマンションは資産価値が高くなる傾向にあります)、そのほかにも以下のような点に着目してみましょう。
・共有部分の清掃は行き届いているか
・外壁などの劣化を放置していたりしないか
清掃が杜撰、劣化している部分の修繕がきちんとしていない場合、管理が不十分である可能性があります。そのようなマンションは、資産価値が下がってしまいがちです。
一方、管理が行き届いているマンションは資産価値が下がりにくいといえます。
まとめ
マンションには、安全な暮らしを実現し、資産価値が高く、さらに管理が不要なので楽に暮らせるというメリットがあるので、老後の住まいの選択肢として検討されてはいかがでしょうか。
・住みよい立地に建っているか
・管理が行き届いている物件であるか
など、注意しつつ選ぶことが大切です。ぜひ参考にしていただければと思います！
