マンションを購入するにあたって考えるべき物件の条件はさまざまですが、中でも特に重要なポイントとして挙げられるのが「駅からの距離」です。
駅から近い「駅近マンション」を選ぶか、それとも駅から距離がある「駅遠マンション」を選ぶか……。
というわけで、今回の記事では、「駅近マンション」と「駅遠マンション」のメリットとデメリットについてそれぞれまとめてみたいと思います。
「えっ?マンションを買うなら駅から近いほうが便利じゃないの?」
「駅近マンションにデメリットなんてあるの?」
「逆に駅から遠いマンションにメリットなんてあるの?」
とお考えの方もいらっしゃるのではないかと思います。
実際のところ、「駅から徒歩●分!」という駅からの近さをアピールしているマンション情報を目にすることも多く、「マンションを買うなら駅近の物件を選ぶべき」と無意識に考えている方も多いでしょう。
しかし、実は駅近マンションにも押さえておくべきデメリットがあり、駅から距離がある駅遠マンションにもメリットがあります。
それぞれどのようなものなのか、詳しく見てみましょう。
駅近マンションのメリット・デメリット
冒頭でも紹介したように、駅近マンションにはメリットだけでなくデメリットもあります。
どのようなことが考えられるか、それぞれ見てみましょう。
○メリット
・通勤や通学の時間を短縮できる
・周囲に商業施設が多く、利便性が高い
・夜でも人通りが多いので安心できる
○デメリット
・人気が高い分、価格が高い傾向にある
・周囲が建物だらけで日当たりや眺望が悪い可能性がある
・繁華街に近いエリアでは治安に問題がある場合がある
いかがでしょうか。
駅が近ければ通勤や通学に便利ですし、商業施設が多いので買い物もしやすいというメリットがあります。また、特に都市部なら夜でも駅周辺は人通りが多いので、夜道を歩いて帰るのも安心感があります。
一方、駅近マンションは利便性が高いために人気が高く、比例して価格も高い傾向があります。
また、他のマンションや商業施設などの建物が所狭しと建ち並んでいるため、窓からの見晴らしが良くなかったり日当たりが悪かったりする可能性がある点には注意が必要です。
駅遠マンションのメリット・デメリット
「駅から遠い」という点ばかりがクローズアップされがちな駅遠マンションですが、
○メリット
・駅近マンションに比べると価格が安い傾向にある
・建物が駅周辺よりも密集していないので眺望や日当たりが良い
・周辺に公園や緑が多い傾向にある
・繁華街から離れている物件なら治安面で安心感がある
○デメリット
・通勤や通学に時間を要する
・周辺に商業施設がなく不便を感じるケースがある
・夜は交通量が少ないので夜道に不安を感じることがある
上記のように、通勤や通学にやや不便を感じたり、夜は駅周辺に比べると明かりも人通りも少なくなりがちなので夜道が不安に感じたりするという点はデメリットといえるでしょう。
しかし一方で、駅近マンションに比べると価格が安い傾向にあること、駅周辺よりは建物が密集していないので眺望が良い物件が多いこと、繁華街からは離れているので治安面で安心感があることは大きなメリットといえるでしょう。
まとめ
今回は、「駅近マンション」と「駅遠マンション」のメリットとデメリットについてそれぞれ解説しましたが、いかがでしょうか。
駅近マンションは、一見すると利便性が高くメリットが多いように思われますが、逆にデメリットもあります。
また駅遠マンションも、交通や買い物の利便性という点ではデメリットがあるものの、眺望や日当たりがよく治安面で安心感がある物件を(駅近物件よりも)安い価格で入手できるというメリットもあります。
大事なのは、自分や家族のライフスタイルをもとに優先順位を決めることです。
たとえば、
・家族が家にいる時間が長い
・車があるので駅から遠くても不便を感じない
という場合は、日当たりや周辺環境が良い駅遠マンションのほうを検討すべきといえるでしょう。
ぜひ参考にしていただければと思います。