今回は、「職住近接のメリット・デメリット」をテーマにお送りします。
「職住近接」とは職場と住居が近いことを指しますが、マンションを購入するにあたって、職住近接にすべきかどうか考えている方は多いのではないかと思います。
マンションが職場に近ければ何かと便利そうですが、具体的にはどんなメリットが考えられるでしょうか。
また逆に、どんなデメリットがあるでしょうか。
それぞれまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
職住近接のメリット
職住近接のメリットとしては、
・通勤がスムーズになる
・時間を有効に使える
・災害時にすぐ家に帰れる
といったことが挙げられます。
それぞれ詳しく見てみましょう。
○通勤がスムーズになる
まずは何といっても、通勤がスムーズになるという点がメリットとして挙げられます。
職場と住居が離れている場合、起床時間を早めに設定しなければならなかったり、満員電車に揺られたり、会社が終わって家に帰るのが遅くなったりする可能性がありますが、職住近接のマンションならそのようなこともありません。
○時間を有効に使える
通勤時間を節約できる分だけ、他に回せる時間を増やし、有効に活用できます。
・家事を充実させる
・子供と過ごす時間を増やす
など、生活の質を高めることができます。
○災害時にすぐ家に帰れる
たとえば2011年3月、東日本大震災が発生した際、交通が麻痺したために帰宅困難者が多数出たことが話題になりましたが、職住近接のマンションなら、大きな災害が起きた場合にもスムーズに帰宅することが可能です。
職住近接のデメリット
職住近接にはさまざまなメリットがある反面、
・物件の価格が高くなりがち
・生活圏の物価が高くなりがち
・実家から遠くなる可能性がある
といったデメリットも考えられます。
○物件の価格が高くなりがち
特に都市部では、オフィス街の周辺は地価が高い傾向にあり、マンションの価格もそれに比例して高くなりがちです。そんな中、予算に合わなくて頭を抱えることもあるでしょう。
ただしこれに関しては、
・中古マンションを中心に探す
・部屋の広さや機能面を妥協する
といったことで、予算を抑えつつ職住近接の物件を探すことはできます。
○生活圏の物価が高くなりがち
都市部の場合、日用品や食品の物価は郊外や田舎に比べて高くなってしまいがちです。
事前に物価を調べておく必要があるといえるでしょう。
○実家から遠くなる可能性がある
特に子育て世帯の場合、実家の親御さんからの援助を受けたいと考えている方は多いでしょう。
夫婦そろって帰りが遅くなる時など、代わりに子どもを見てもらいたいとか……。
そのようなケースでは、「職場からの距離」よりも「実家からの距離」を考慮に入れてマンションを選んだほうが良いということになるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、職住近接のメリット・デメリットについてまとめてみました。
特に都市部では、通勤がスムーズになる他、災害などが起きた場合にすぐ帰れるというメリットがあります。
しかし一方で、オフィス街に近い土地に建っているマンションは価格が高い傾向にあったり、実家から離れてしまったりするために不便を感じることがあるかもしれないという点には注意する必要があります。
というわけで、
・通勤の利便性を重視したいので職場に近いほうが良い
・子育ての援助を受けたいので実家に近いほうが良い
など、個々の生活スタイルに合わせて職住近接を選ぶべきかどうか考えることをおすすめします。