今回は、「クッションフロア」をテーマにお送りします。
クッションフロアとは、文字通り「フロア=床」の種類のひとつで、特殊な床材を使ってクッション性の高い床を実現するというものです。
そんなクッションフロアについて、「便利そうだけど実際はどうなの?」という疑問や不安をお持ちの方も多いでしょう。
そこで、ここではクッションフロアのメリット・デメリットについてまとめてみました。
そもそもクッションフロアとは?
クッションフロアは、冒頭にも紹介したようにクッション性の高い特殊な素材を使ったもの。具体的には、ビニール系の素材でできたシートです。
多層構造になっており、中間層に「発泡塩化ビニール」というクッション性の高い素材を組み込むことで、従来の床材よりも柔らかく弾力性に富んだ床にすることができます。
また、音を吸収する効果があるのもポイントです。
クッションフロアのメリット・デメリット
クッションフロアは人気の床材のひとつですが、具体的にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
○メリット
クッションフロアのメリットとしては、
・水濡れに強い
・施工がしやすい
・低コストで遮音性能を得られる
といったことが挙げられます。
ビニール系の素材が使われているため、撥水性が高く、水をよく弾きます。
床に水をこぼしてもふきんで拭き取るだけで綺麗になるので、特に水回りの床に適しているといえます。
また、クッションフロアをマンションの部屋に導入する際、大掛かりな工事は不要です。
「シートを床に張るだけ」というシンプルな方法で導入できますし、シートはハサミで簡単に切ることができるので、クッションフロアを取り入れたい床の形状に合わせることができます。
さらに、クッションフロアは価格的にそれほど高額なものではないので、コストをそれほどかけずに遮音性能を得ることができるというのもメリットのひとつに数えられるでしょう。
○デメリット
メリットが多いクッションフロアですが、
・耐久性が低い
・「土足対応」にすると値段が高くなる
といったデメリットもあります。
「ビニール系の素材なので水に強い」というメリットがある一方、ビニールならではの耐久性の低さが気になるかもしれません。ちょっと重い家具を置くと跡がついてしまったり、厚さが2mmほどしかないため経年劣化が早かったりするという特徴があります。
また、海外のような土足生活(屋内で靴を脱がずに過ごす)をお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、上記のように耐久性に難があるため、靴の重みや衝撃に耐えられる「土足対応」のクッションフロアを用意しなければならず、コストがかかるという点は注意すべきでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、マンションの「クッションフロア」についてまとめてみました。
クッションフロアには水濡れに強く音漏れを防ぐといったメリットがある一方、耐久性がそれほど高くないという点がデメリット……ですが、定期的に張り替えをすれば問題は解決するでしょう。
クッションフロアにはさまざまなデザインのものがあるので、張り替えをする際はそれまでと違ったデザインのものを選ぶなど、部屋の模様替えをする楽しみもあります。
クッションフロアに興味がある方は、ぜひ参考にしていただければと思います!