今回は、「マンションの家具」について取り上げます。
テーマは、「造作家具と置き家具のメリット・デメリット」です。
買ってきた家具をマンションの部屋に運び込んで設置するという一般的な「置き家具」に対して、最近では「造作家具」を選ぶ方も多いようですが、「興味はあるけど実際のところどうなんだろう?」と不安でなかなか導入に踏み切れないという方もいらっしゃるのではないかと思います。
そこで、ここでは造作家具や従来の置き家具のメリット・デメリットについてそれぞれまとめてみました。
造作家具のメリット・デメリット
「造作家具」とは、いわゆる「造り付け」の家具のことです。
部屋の壁や柱のサイズにぴったり合った棚や収納スペースなどを造ることを指します。
一般的には、オーダーメイドで家具の製造を行っている家具店などに依頼して導入することになります。
家具のサイズはもちろん、デザインについて希望を反映してもらうことができるので、オリジナルの家具を置きたいという場合におすすめといえるでしょう。
そんな造作家具のメリットとしては、
(1)部屋に合った形になっているので見栄えが良い
(2)部屋にジャストフィットしているので地震に強い
といったことが挙げられます。
地震大国の日本では、特に(2)の「地震に強い」というのは魅力的だと思います。
ただしその一方で、造り付けになっているため簡単に動かせないのはデメリットといえます。
いったん造作家具が完成してしまったら、大掛かりな模様替えが難しくなる点は押さえておきましょう。
置き家具のメリット・デメリット
冒頭で紹介しているように、「置き家具」とは家具店で購入してきた家具を部屋に設置するという従来の家具のことを指します。
置き家具のメリットは、好みのメーカーの家具を取り入れることができたり、家具を動かすことで模様替えも簡単にできるといったことが挙げられます。
一方、家具のサイズは最初から決まっているので、部屋のサイズに合わずに無駄なデッドスペースができる可能性がある点はデメリットといえるでしょう。
まとめ
今回は造作家具や置き家具のメリット・デメリットについてまとめてみましたが、いかがでしょうか。
造作家具は、部屋のサイズや「こんな部屋にしたい」という理想に合わせた家具を設置できるのが強みですが、いったん設置したら模様替えが難しいという点に気をつける必要があります。
人によっては、あえて造作家具を導入するよりも従来の置き家具を選んだほうが良いという場合もあるでしょう。個々の暮らしのイメージに合わせて選択することをおすすめします。