分譲マンションを探す際、情報収集をしていると「レジデンス」という言葉を目にすることがあります。
何となく高級マンションっぽい物件を紹介するときに使われているので、「レジデンス=高級マンション」と思ってしまいがちですが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回の記事では、そんな「レジデンス」についてまとめてみました。
また、いわゆる普通のマンションとは違う高級マンションならではの特徴や、高級マンションの注意点についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
レジデンスとは?
ではさっそく、「レジデンス」とはそもそも何なのか、どういう意味で使われている言葉なのか見てみましょう。
○「レジデンス(Residence)」の意味
「レジデンス(Residence)」とは、「住宅」という意味を持つ言葉です。
しかし単なる「家(House)」とは異なり、「立派な設備が整った大きな邸宅」というニュアンスが込められています。分かりやすい日本語に直すと、「お屋敷」みたいな感じになるでしょう。
○「レジデンス=高級マンション」というわけじゃない
「じゃあ、マンションの物件情報にレジデンスって書いてある場合は“高級マンション”を指すの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし実際のところ、「レジデンス」と書いてあったからといって必ずしもその物件が高級マンションを意味するわけではありません。
高級マンションの特徴・注意点
いわゆる一般的なマンションとは異なる「高級マンションならではの特徴」としては、次のような特徴があります。
(1)豪華な外観、ラグジュアリーなエントランスや内装
(2)ホテルのようなフロント・コンシェルジュサービス
(3)充実した共用施設
(4)ハイグレードな設備仕様の専有部分
高級マンションのコンシェルジュは、マンション1階のフロントに常駐しているサポートスタッフのことです。
外部からの来訪者受付や入出館の管理、留守中のメッセージ預かり、共用施設の予約手続きなど、様々なサービスを行ってくれます。
また、共用部分の施設としては会議室やフィットネスジムのほか、展望ラウンジ、託児施設、リラクゼーションルームなど一般的なマンションにはあまり見られない施設を備えています。
専有部分に関しては、ハイグレードなキッチンやバスルーム、広々とした玄関や収納などが挙げられます。
こうして見ると充実した生活が送れそうですが、普通のマンションと比べると高額になる点は要注意です。
また、実際に入居してみると実はコンシェルジュのサービスを必要としなかったり、マンション内の施設を使うことがなかったりすることもあります。
あらかじめ施設やサービスの内容をチェックして、家族のライフスタイルに合わせて選びましょう。
さらに、周辺環境にも注意が必要です。
高級マンションは交通の便が良い人気の立地に建てられる傾向にあるので、隣が空き地になっていたりする場合、ゆくゆくはそこにもう1棟のマンションが建設されて眺望がさえぎられたりする可能性があります。
まとめ
いかがでしょうか。
高級マンションには、外観や内装が豪華であったり、コンシェルジュや各種施設を備えていたりするという特徴があります。
物件を見る際は「レジデンス」という名前だけで判断せず、それらの特徴を確認することが大切です。
また、価格や施設の内容、周辺環境などをチェックすることも心がけましょう。