マンション探しをしている際、「地価が上昇している」という言葉を見聞きすることがあるかと思います。
読んで字のごとく「地価が上がっている」という意味を持つ「地価上昇」ですが、どんな要因で上昇するのか疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では「地価上昇」についてまとめてみました。
マンションの地価上昇によるメリット・デメリットについてもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
地価上昇とは?
そもそも「地価上昇」とはどんな現象のことを指すのでしょうか。
そして、その原因とは?
基本的なポイントについてまとめてみたいと思います。
○地価とは「土地の価格」
地価とは、「土地の価格」「土地を売買するときの価格」を示す言葉です。
ちなみに、地価は不動産会社が自由に決められるものではなく、年に一度、国土交通省によって公開される「標準値」を基準としています。
マンションの場合、この標準値に「建物としての価値」が加わったものが売買価格となります。
○地価を上昇させる要因
地価を上昇させる要因としては、主に「人口増加」「インフラ整備」「観光客やインバウンド需要」が挙げられます。
(1)人口増加
近年のリモートワーク増加により、郊外や地方都市に人口が急増しています。
こうしたさまざまな要因で人口が増えると、当然ながら居住地の需要が高まり、地価が高騰します。
(2)インフラ整備
道路、交通がより便利になったり、病院や福祉施設、スーパーなどの生活関連事業が整備されたりすることで地価は上がります。
ちなみにこれは現時点の話だけではなく、「○○年、新駅開通予定」など将来的な予定も影響します。
(3)観光客やインバウンド需要
新しく観光地となった場所、また外国人の長期滞在受け入れが多い場所などは経済が大きく動きます。これに伴い、地価が急上昇します。
地価が上昇した時のメリット・デメリット
地価上昇には、メリットがある一方でデメリットも考えられます。
どんなことが考えられるのか、あらかじめ押さえておきましょう。
○メリット「資産価値が上がる」
すでに不動産を所持している場合、以前より高く売ることができます。
通常、中古マンションは新築と比べ安価となりますが、地価上昇したマンションの場合は中古でも新築時と変わらない価格で売れる場合があります。
この上がった資産価値を利用し、新たな融資を受けられるケースもあるようです。
○デメリット「費用・固定資産税の増加」
前述したとおり、地価は毎年変わります。
これに関しては完璧な予測することが難しいため、「数年前に買っておけばよかった……」と後悔されるケースも多いようです。
また、地価上昇によって資産価値が上がると固定資産税も上がるというデメリットもあります。
まとめ
地価上昇は資産価値に影響します。
マンション購入の際は現時点の状況だけでなく、数年後、数十年後のことも見据えてしっかりリサーチするようにしましょう。