今回の記事では、マンションのキッチン設備を充実させたい方のために、「ディスポーザー付き物件」について取り上げたいと思います。
・そもそもディスポーザーとはどんな設備なのか?
・ディスポーザーがあることで得られるメリットとは?
・逆にどんなデメリットがあるの?
など、気になるポイントをまとめてみたので、ぜひチェックしてみてください!
ディスポーザーとは?
ディスポーザーは、冒頭にもちょっと書いたようにキッチンに備わっている設備のことです。
簡単にいえば、シンクの下に設置して排水管とつなぐ「生ごみ粉砕機」を指します。
料理の際に切り落とすキノコの石突や剥いたニンジンの皮など、そのままでは大きくて排水管を詰まらせてしまうような生ごみを細かく粉砕し、流れやすくするための装置です。
日本でよく見られるのは「蓋スイッチ式」と呼ばれるタイプのもので、
・生ごみが出たら蓋を開けて中に入れる
・水を流しながら蓋を閉めてスイッチを入れる
・稼働が終わったら蓋を開けて流れ落ちたことを確認する
という感じで簡単に使用することができます。
ディスポーザーの底部には回転盤が付いており、壁面には生ごみを粉砕するための刃が設置してあります。
スイッチを入れると電力で回転盤が動き、壁面の刃が生ごみを細かくして水で流す仕組みです。
ディスポーザーのメリット・デメリット
生ごみを粉砕してスムーズに排水管に流すディスポーザー。
そのメリット・デメリットとしてはそれぞれどんなことが考えられるでしょうか。
メリット
ディスポーザーの最大のメリットは、家庭のごみ処理が簡単になることです。
生ごみを三角コーナーに集めたり、ごみ捨ての日までまとめて家の中に保管したりする必要がなく、生ごみを速やかに処理することができます。
三角コーナーに生ごみをためているとニオイが気になったり、季節によってはコバエが寄ってきたりして不衛生になるものですが、ディスポーザーがあればそのようなこともなくなります。
デメリット
ディスポーザーは便利である一方、維持管理費が必要になったり電気代が余計にかかったり、定期的なお手入れが必要だったりするという点には注意する必要があります。
そのほか、製品によってはディスポーザーの稼働中はかなり大きい音や振動が出ることもあります。
ディスポーザーのお手入れ方法・注意点
ディスポーザーは、粉砕した残りカスなどを除去するために1週間に1回くらいのペースでお手入れをする必要があります……が、方法はそれほど難しくありません。
冷凍庫で作った氷を2~3個と家庭用の中性洗剤を投入し、水を流しながらスイッチを入れるだけでOK。粉砕された氷と水が洗い流してくれるので、綺麗に保つことができます。
また注意点としては、
・粉砕できない生ごみもある
・プラスチック製なので熱湯を注ぎ込むと変形する可能性がある
といったことが挙げられます。
粉砕できない生ごみは、硬くて繊維質が多いトウモロコシやパイナップルの芯と皮、また栗の皮や卵の殻などが代表的なところです。
まとめ
今回の記事では、最近のマンションで多く見られるようになりつつあるディスポーザーという設備についてまとめてみました。維持管理費がかかる点などは注意すべきところですが、生ごみの処理がスムーズになるということで高い人気があります。
マンションを探す際は、ディスポーザー付きの物件を視野に入れてみてはいかがでしょうか。