荷物が多いときや夜中に残業で疲れて帰ってくるときなど、マンションのオートロックを通過するためにいちいちカギを取り出してカギ穴に差し込んで回して……とやるのは面倒！
そんな方におすすめなのが、オートロックのカギとして「ハンズフリーキー」を導入しているマンションです。
今回の記事では、そんなハンズフリーキーのメリット・デメリットや、似ているようで実は違う「ノンタッチキー」との見分け方などについてまとめました。
ハンズフリーキーとは？
マンションにおけるハンズフリーキーは、主にオートロックを開閉するカギとして用いられているアイテムです。
そもそも“ハンズフリー(Hands-free)”とは「手を使わずに操作できる」という意味であり、文字通りカギを手に取らなくても開閉が可能となります。
内蔵されたICチップをオートロックのセンサーが読み取るというのが、基本的な仕組みです。
バッグや服のポケットに入れていても反応するため、両手がふさがっているときでもスムーズにオートロックを通過することができます。
ハンズフリーキーのメリット・デメリット
ハンズフリーキーは便利なアイテムですが、具体的なメリット・デメリットとは？
それぞれ解説してみました。
メリット
・カギ開閉のストレスが軽減される
・複製が難しいので安全性が高い
両手がふさがっているときや、カギをバッグの中に入れている場合でもスムーズに開けられるため、オートロック解錠の面倒な手間を省くことができます。
また、型を取るだけで複製できてしまう従来の一般的なカギに比べると、ICチップが内蔵された機械式であるため複製しづらく、安全性が高いのもメリットのひとつです。
デメリット
ハンズフリーキーのデメリットとしては、物によっては電池式なので電池交換が必要な点が挙げられます。
とはいえ、一般的にはいったん電池を入れれば2年程度はもつとされているため、それほど神経質になる必要はないでしょう。
ハンズフリーキーとノンタッチキーの違い
ハンズフリーキーと似たものに、「ノンタッチキー」というものがあります。
“ノンタッチ(Non-touch)”は「非接触」という意味なので、「ハンズフリー」と同じように思われがちです。
しかし、確かにノンタッチキーはカギ穴にカギを差し込む動作こそ不要ですが、カギを取り出す手間は必要です。
というのも、ノンタッチキーは「センサーにかざすことによって解錠する」というタイプを指すからです。
より利便性を追求するなら、ノンタッチキーではなくハンズフリーキーのほうが良いといえるでしょう。
まとめ
マンションを出入りする際に必要なオートロックの解錠。そのストレスを軽減するのに役立つのが、わざわざカギを手に取らなくてもセンサーが読み取って開けてくれるハンズフリーキーです。
セキュリティ面でも、従来のカギに比べてより安全性の高いカギといえるので、マンションを選ぶ際にはポイントのひとつとして考えてみることをおすすめします。
