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2025.01.22

「住宅ローン残高証明書」の用途とは?入手方法や再発行の方法について解説!

マンションを購入すると、年末か年明けに「住宅ローン残高証明書」という書類が郵送されてきます。
一見すると「単なる通知でしょ」と思ってしまいがちですが、実は、とても大事な役割があります。

というわけで今回は、そんな「住宅ローン残高証明書」の用途について解説します。
「単なる通知と思って捨てちゃった」という場合にも安心な再発行の方法にも触れているので、ぜひ確認してみてください。

マンションのポストに届いた書類

住宅ローン残高証明書とは?

住宅ローン残高証明書とは、年末時点のローン残高を証明するための書類のことです。
圧着ハガキとして届くのが一般的で、上を剥がして中を見ると情報を確認することができます。

載っているのは、以下のような情報です。
・ローンの借り入れをした本人の名前、住所
・借入金の内訳
・年末時点の住宅借入金の残高
・借り入れを開始した当初の金額
・償還期間(借入金を返済する期間)
・住宅取得対価等の金額

ちなみに、金融機関によっては「年末残高等証明書」や「融資額残高証明書」という呼び方をしますが、記載されている内容に変わりはありません。

住宅ローン残高証明書の用途

住宅ローン残高証明書は年末調整や確定申告の際、「住宅ローン控除」を受けるために使用します。
「住宅ローン控除」は、住宅ローンを組んだ人にかかる所得税や、翌年の住民税などを軽減するための制度で、控除期間は最大13年間です。
期間中は毎年、会社か税務署に証明書を提出する必要があります。

住宅ローン残高証明書の入手方法

住宅ローン残高証明書は住宅ローンの借入先、つまり金融機関から郵送で送られてきます。
証明書の送付は、一般的には10~11月です。
ただし、不動産の購入時期によっては、初回の郵送が翌年の1月になることもあります。

住宅ローン残高証明書を紛失してしまったら

住宅ローン残高証明書を紛失した場合は、借入先の金融機関に連絡し、再発行の申請を行いましょう。

マンションのポストに届いた書類

金融機関によっては、
・専用のフリーダイヤルが設けられている
・公式ホームページから「再発行の手続き」ができる
という場合があります。

なお、金融機関によっては再発行手数料がかかる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

まとめ

住宅ローン残高証明書は、住宅ローン控除を受ける際に必要な書類です。
使用するのは、年末に行う「年末調整」や「確定申告」のタイミングです。
再発行もできますが、手続きなどで時間がかかったり、郵送に2~3日かかったりすることもあるため、大切に保管しておきましょう。