分譲マンションなどの住まいを購入するにあたって、理想に合った物件であるかどうか確認するため、部屋の広さや設備などのデータを見るのは大事です……が、文字や数字、あるいは写真などを目にしただけではなかなかイメージが湧かないという方も多いでしょう。
そこで利用できるのが、「モデルルーム」「モデルハウス」「オープンルーム」といったものです。
いずれも、実際に物件の広さや間取り、内装、設備などを確認できるものであるわけですが、それぞれ具体的にはどのような特徴・違いがあるのでしょうか。
今回の記事で解説してみたので、ぜひチェックしてみてください。
「モデルルーム」「モデルハウス」の違いとは?
そもそも「モデル(Model)」には「ある事柄の手本・見本」という意味があり、「モデルルーム」も「モデルハウス」も「物件の見本」のことですが、それぞれが指す物件の種類は異なっています。
具体的には、
【モデルルーム】分譲マンションの部屋の見本
【モデルハウス】一戸建て住宅の見本
という違いがあります。
モデルハウスは住宅展示場などに建てられた“一戸建て住宅のサンプル”であり、配管が通っていないためガスや水道などは使用できませんが、外観や内装、設備などをチェックすることができます。
また一方のモデルルームは、
【棟内モデルルーム】完成した新築マンションの一室を活用するモデルルーム
【仮説モデルルーム】マンションの建設中に近所に建てられる実物大のモデルルーム
【サンプルルーム】部屋の一部のみを見学できるモデルルーム
という3種類に分かれています。
ちなみにモデルルームやモデルハウスは予約制になっていることが多いので、良さそうな物件を見つけた際はその点を確認しておくことをおすすめします。
「オープンルーム」とは?
上記の「モデルルーム」「モデルハウス」は新築の物件を紹介するための見本ですが、一方の「オープンルーム」は、主に中古物件を紹介するための見本です。
土日・祝日など限られた日にだけしか見ることはできませんが、開催日には予約なしでも気軽に見にいけるのがメリットといえます。
不動産会社の担当者が常駐しており、物件の気になる点について疑問・質問を受け付けているというのもポイントです。
まとめ
今回の記事では、物件を購入するにあたって活用できる「モデルルーム」「モデルハウス」「オープンルーム」について解説してきました。
マンションを購入するにあたっては、「百聞は一見に如かず」とことわざにある通り、実際に見本となるモデルルームやオープンルームを見学するのがおすすめです。
より理想に合った物件を見つけるために、ぜひ検討してみてください。